インキ メタリック・パステル 加工技術

シールを貼るだけでスクラッチくじに!

schedule2020.10.27

樹脂凸版でスクラッチ印刷

宝くじや懸賞などに使われるスクラッチ。銀色の部分をコインや爪などで削ったり、テープで剥がしたりすると、その場で「当たり」や「ハズレ」が分かるのが特徴です。

一般的な銀色のスクラッチは、シルクスクリーン印刷されることが多く、結構なコストがかかります。

樹脂凸版で印刷するUV硬化型の「UVエースLTPスクラッチシルバー」と「UVエーススクラッチ用ハクリニスYT」(久保井インキ株式会社製)を使用すれば、手軽でスピーディーにスクラッチシールを作ることができます。

印刷工程は「ハクリニスYT⇒スクラッチシルバー⇒ホワイト⇒スクラッチシルバー」となり、樹脂凸版印刷だとシルバーだけでは透けて見えてしまうので、あいだにホワイトを印刷することで隠ぺい力をアップします。

印刷サンプル1

透明PETに「UVエーススクラッチ用ハクリニスYT」を印刷し、その上に「UVエースLTPスクラッチシルバー」を印刷。

下地の「当たり」という文字がはっきりと透けて見えており、数回こすると印刷部分が剥がれます。

印刷サンプル②

透明PETに「UVエーススクラッチ用ハクリニスYT」を印刷し、その上に「UVエースLTPスクラッチシルバー」を2度刷りで印刷。

下地の「当たり」という文字が少し透けて見えます。印刷サンプル➀に比べると少し擦る回数が多くなります。

印刷サンプル③

透明PETに「UVエーススクラッチ用ハクリニスYT」を印刷し、その上に「UVエースLTPスクラッチシルバー」を印刷し、その上に「UVエースエクセル461白」を印刷、またその上に「UVエースLTPスクラッチシルバー」を印刷。

下地の「当たり」という文字が完全に隠れて見えなくなります。印刷サンプル②に比べると少し擦る回数が多くなります。

透明の基材に印刷したスクラッチシールなら、隠したいところに貼るだけでOK!

くじだけでなく、子供向け教材の答えを隠すなど様々な用途に活用できます。

ロールで納品する必要がある大ロット等に使いやすい製品です。
ぜひご検討下さい。

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